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2010年05月24日

【黒歴史】厨二病体験をカミングアウトする【傑作】

中学2年の暑い夏だった・・・

俺は体育が終わると教室までダッシュしてミッションに取り掛かった

まだ男子も女子も帰ってこない

俺はカバンから用意してきた手紙を取り出す

当時俺には気になる女の子がいたんだ 前日に俺はラブレターを書いた

このラブレターがリアルに気持ち悪い 今日はそれをカミングアウトしようと思う

二つ折りにした青い便箋の中には真っ赤な文字でこう書いた

「こんにちは はじめまして 僕はこの学校に古くから住んでいる幽霊です ずっと君を見ていました 君はすごく可愛いね・・・これからもずっと見ています  放課後のジョーカーより」

そして、手紙の裏にはジョーカーのトランプを貼り付けたんだ。

それを彼女の机の上に置いた そしてトイレにいき、何食わぬ顔で教室に帰ってくる 皆と合流 彼女の反応を待った

きっと彼女は手紙を見つけたらすぐに机の中にしまい、あとでこっそりトイレで読むに違いない

そう思っていた時期が僕にもありました

女子は別の場所で着替えてから戻ってくるため、俺は男子数人とウンコの話をしながらそれを待った 一人、また一人と女子が帰ってくる

俺はニヤニヤして待っていた

そして・・・彼女は帰ってきた 数人の友達と一緒に。

さあ気づけ!そして赤面して非日常に巻き込まれたヒロインのような顔をしろ!そう思っていた

しかし先に手紙に気づいたのは友達の一人だった


「あれ?なにか置いてあるよ?手紙?」

「なにこれwwトランプ張ってあるよ??wwしかもポケモンのトランプwww」

すぐに女子数人が騒ぎ始める そして大声で

「こんにちはwwwはじめまして。僕は??この学校に古くから住んでいる幽霊ですwwwずっと君を見ていましたwwくはwwww君はすごく可愛いね・・っぶwwこれからもずっと見ています・・・だってよwwぎゃははは

??
俺はなんで笑っているのかよくわからなかった

だって放課後のジョーカーって書いてるだろ あきらかに不思議だろ?このクラスのものじゃない誰かが書いたんだ。幽霊だぞ? なぜ笑うんだ?

俺にはわからなかった

ジャンプばかり読んでいたから

だが俺は信じた 俺の好きなあの子はきっと赤面してる
なぜなら内容はどうであれこれは そう ラブレターだから

しかも不思議いっぱいのな!!
こんな涼宮ハルヒ的な思想で俺は期待しつつ彼女の法を見た

「やだーキモイわー」

俺はショックだった だってジョーカーだぞ かっこいいじゃねえか

いまでもすこしはカッコイイと思ってる 俺は俺を信じてる
だが彼女はそれをキモイといったのは事実だった

そして女子は犯人の予想を始めたのだった

「ねぇねぇ男子!このクラスで一番はやく教室に帰ってきたの誰よww」

「ええ?コバヤシじゃね?」

コバヤシとは少し背の高いイケメンだった

「ええ?コバヤシだってよ?なら良かったじゃんよwww」

え?どういうこと?

コバヤシなら良かったってことは何?
コバヤシのこと好きなの?ねえ

それはいまもわからないが、コバヤシ本人が
「俺一番だったけど武田も一緒だったからアリバイある

といった瞬間、彼女は少しガッカリしていた

そして、今日の「そのとき」はここでやってきます「

そのとき、歴史は動いた

「ねえねえ、そういえば○○(俺の名前)体育おわった後ダッシュしてなかった?」

「え・・・?」 2秒ほど固まった

なに言ってんのさwwお前らさっきまで俺とウンコの話で盛り上がってたじゃんか」

なにやら女子がヒソヒソしてる
「うわ・・・きも・・・」
うんこの話とか・・・」
しゃべり方がキモイ」

なぁおいどういうことだ? 
コバヤシならきもくないのに俺ならキモイの?
そしてある宛て先である彼女のある一言が、俺を突き落とした

「う~んでも○○君と私しゃべったことないからなぁ・・・こういうイタズラはしないよきっと」

そうだった 確かに俺は彼女としゃべったことがなかった

だけど小学校一緒だったし、投稿途中や授業中たまに目が合うし 給食の配膳中とかでも親切だし、どこかでお互いに

「魂は繋がってる 前世では深い関係が」

とか思ってる設定だった 少なくとも俺はリアルにそう思ってたんだ

そして・・・
「俺たち確かにお前とウンコの話してたけどさ、その前はお前どこにいたかしらねぇぞ?」

ウンコ友達が裏切った

そして、その中の一人、エンドウはひそかに彼女に思いを寄せていた」

エンドウは切手集めを趣味としている根が暗いやつだ。ちなみに家にテレビはなく、いつか遊びにいったときに

「ねぇ・・・お江戸でござるのラジオきく?」

と聞いてきた「え?いまやってるの?」ときくと
カセットに録音してあるんだよ・・・ふふ

とか答えた危ない野郎だ

そいつが驚くべき行動にでた
災難だったね◆◆(彼女)さん・・・僕ならそんなひどいこと・・・しないよ」

こいつも彼女とはしゃべったことないはずなんだが、勇気を出して話しかけていた

ここで俺はいいことを考えた ここまできたら仕方がない
すべての罪をエンドウにきせてしまおうというものだ

次の日、俺は朝 誰よりもはやく登校し、花壇からパンジーの花を抜いて彼女の机に置いた

「エンドウ=ジョーカー」という置手紙と共に

流石にクラス全員が引いていた
そして彼女はあまりの気持ち悪さに泣いていた

エンドウも泣いていた

エンドウが教室についたとたんクラスの冷たい目

そして告げられる事実
キリスト教系の宗教にはいっていて優しいが、まわりとずれていて精神的に弱い彼は泣くしかなかったのだ

当然エンドウは弁解した

「僕じゃないよ 昨日の今日でこんなことしないよ」

しかしもともと女子から気持ち悪がられていたエンドウは、女子にますます嫌われてしまった

俺は、といえばエンドウとセットにされるのがイヤでヒドイ行動にでてしまったのであった

その放課後、俺はひとつの作戦にでた
当初の目的が失われている このままではエンドウ事件として終わってしまう

キモイのはいい、しかしあれがエンドウの仕業だと思われるのは・・・

とくに彼女に思われたままなのはイヤだ

俺の自己顕示欲が火を噴いたのだ

放課後、学校には吹奏楽部のラッパが鳴り響いている

「うむ、ユーフォニウム(←どんな楽器か知らない)の音色が俺の心を潤す」

そんな独り言をつぶやきながら、今度は彼女の机の上ではなく中に手紙をいれる

内容は以下のとおり

「こんにちは いやこんばんはかな?レディ昨日は君が皆に手紙を見せびらかすからエンドー君にはスケープゴートになってもらったよ あんな醜い男は本当の僕じゃない 僕はもっと美しい人間だ・・・
ちなみにエンドーと書いたのは、僕がイギリス人の幽霊だからで、漢字が苦手なんだ 「薔薇」は書けるけどね ふふ 面白いだろ?

とにかく、この手紙は秘密にすることだ 
君と僕の秘密だ いいね?

おりこうさんだよレディ 歌を送ろう

夕暮れが目にまぶしいね

     このまがまがしい赤さは
          
          僕に前世の自殺の記憶をよみがえらせる
                
                放課後のジョーカー

次の日、なぜか担任がクラス会議を開いた

そしてこの手紙は担任によってプリントアウトされ、クラス全員の知ることとなった
もちろん、表に張ったトランプ、2枚目のジョーカーも一緒にプリントされた

俺はマジで信じてたよだって目が合うたび胸がドキドキ苦しかったんだぜ?
今考えれば普通に恋だったけど、思春期の少年にとっては世界がひっくり返る出来事だ

そりゃあ手紙だって書いちゃうさ おまえらだってそうする

俺もそうした

担任「えー誰とは言わんが、先生のところに相談をしにきた女子がいる 名前かいてないから手紙はプリントアウトさせてもらった」

ざわ・・・
       ざわ・・・・


「きめえwwww」
「うわぁ・・・エンドウじゃなかったのかな」
「あいつ学校休んだもんな 犯人じゃないぞ」


担任「先生は筆跡でだいたい見当はついてます やった人はあとで先生のところにきなさい」

・・・誤算だな先生

俺は普段から筆跡を隠す練習をしていたんだ

俺の普段の字は偽者だ

当初は筆跡かくして、秘密の手紙を続け、そしてだんだん筆跡を崩していき

「もしかして○○君なのかも・・・ミステリーで素敵

と思わせるムラサキの薔薇の人作戦だったのだが・・・

意外なところで役にたった

しかし、先生のいった、筆跡で見当はついている というのは脅しだったのだろうか

当然俺は担任のもとへなどいかなかった

これで俺の作戦は続行できる
クラスにジョーカーが知れ渡ったのは誤算だったがな
俺はそう思っていた

しかし、なぜかその放課後から彼女は、
コバヤシと下校するようになっていた

俺「コバヤシクン なんで最近彼女と下校を?」
コ「ああ、担任に頼まれたんだよ 俺ガタイがいいし帰る方向一緒だしなんかあったら守れって
俺「なんでそんなことに!?」

コ「例の放課後のジョーカー?wwwキモイ名前だけどまだ犯人わからないんだって。いやなストーカーだね

俺「あ?」

あとでわかったことだが彼女が担任にボディガードするなら誰が一番か?と聴かれて
コバヤスクン!!と即答したらしい

まさか非力な俺がコバヤシクンと喧嘩できるわけもなく、俺は一発触発の事態だけは免れた
だが結果的に俺はキューピットになってしまったようだ

二人は付き合ってるんじゃないかとか、そんなウワサまで流れた

俺に残された道はただひとつだった

事件は終局へと向かっていく

俺は家にかえって布団をかぶり、声を殺して泣いた

いや、声はだした こらえたかな?

とにかく泣いた

そして机の引き出しをあけた

俺の秘密ゾーンである

中には エアーガン ペーパーナイフ そしてトランプがはいっていた

しかし2枚のジョーカーはすでに使い果たしていたのだ

・・・ふと俺の手には一枚のカードが握られていた

次の日、俺は放課後を待った そう教室にだれもいなくなるのをだ

午後4時半すぎ

俺は教室の後ろの黒板に、一枚の大きな模造紙を貼り付けた
そう、持ってきた画鋲で。

模造紙には真っ赤な文字でこう書かれていた

「やあレディ いや、皆さん もう僕は君に裏切られて有名人だったね 前世と同じ裏切りとあやまちが繰り返されるようだ
僕は結局、この世界からは拒絶されているようだ 愛する人からも、前世からの因縁も。
君は僕を忘れて新しい恋をするようだ 

だが待って欲しい!

君はいつか思い出す 僕はそれまで待っている

今回ばかりは僕は君のキューピットになってしまったようだ・・・

だが10年後か約束された13年後・・・
そう13階段の13年後・・・


僕は君を迎えに行くよ
卒業までお元気で

僕はこの学校でいつまでも君を見守っているからね?

コバヤシクン・・・彼女を泣かせたら許さない

君はハートのエースなのだから・・・(ここにハートのエースを張る)

そして・・・僕は・・・

繰り返されるあやまちに

   人はだれも気づかない
   
       こんなにも・・・愛していたのに・・・
      
            放課後のジョーカーになりきれなかった

最後にスペードのジャックを貼り付けた

長くなったがこうして俺は中ニ病を乗り越えた

エンドウはその後見ていない

そして月日は流れた
俺は県立高校への推薦も決まり、もうすぐ卒業だった
2月に担任がクラスメイト全員へ一枚ずつ
未来への手紙を書くという催しを考え付いた

20歳の成人式の日になったら

全員から手紙が届くというシステムだ

俺は当然、彼女の手紙にこう書いた

「約束は守るよ 俺は君を向かえにいく 今度はジョーカーじゃない ○○として

そして俺は去年成人式を行った

そんな手紙がくるなんてことは






すっかり忘れていた


続く


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Posted by 超獣遠投ザン at 23:42 │チ○カスゴミ更新

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